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【感想】『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』を2019年2月に観て

黒輔です。

 

最近Amazonプライム・ビデオに追加された劇場版 仮面ライダーエグゼイド『トゥルー・エンディング』を、なんとなーく視聴しました。

せっかくなので、短いですが記事にしておこうと思います。

 

 

 

一応、未鑑賞の方はネタバレ注意ということで・・・。

 

 

 

観終わってすぐに、思ったのが「結構駆け足だったな」。

序盤の戦いでは、仮面ライダー風魔とその取り巻きが初登場補正で妙に強くて、久々に変身したポッピーもすぐやられちゃうし。

タドルレガシーの出番も印象は残しましたが時間は短かった。

 

ストーリー面でも結構省略されてる部分があって、例えばメインヴィランである南雲影成のプロフィールについて、娘・まどかと妻の元を去った理由がよくわからなかった(重要なポイントじゃないかと思うのですが...)し、

ジョニー・マキシマも(当時のTVシリーズに登場済みなのもあり)映画の中での説明は最低限。

話運びも結構ポンポン進んでいく感じだなと。

なのでちょっと斜めに構えた見方をすると、南雲のメンタル割とブレブレやな~って感想を抱いてしまうかも知れません。

 

スクリーンで見ると世界に没入してるのでそこまでは感じなかったのですが、いざ落ち着いて見返してみると「もうちょっと尺あればな」と思ってしまいましたね。

 

ハイパームテキがゲムデウスマキナを撃破した瞬間にエンディング流れるあたりでちょっと察してしまう。

 

綺麗な流れといえばそうなんですけど!

 

 

ただやっぱり、エグゼイドの集大成としては、テーマ的にもアクション・ギミック的にもいい仕上がりの映画です。

それに何より、ニチアサヒーローのメインターゲットである「こども」と劇場で同席してるであろう「家族」にフォーカスしてる辺りが良い。

 

エグゼイドで描いているテーマって結構難しいしデリケートなので、特に命のデータ化云々の辺りは拒否感を抱く人もいるでしょう。

しかし、この映画に関しては「究極の救済(EX-AID)は体を治すだけでなく、心を救う事」「病気の治療は続くし全快は見込めないかもしれない、それでも生きていれば希望がある」という現実を踏まえつつもポジティブであるテーマは、多くの人に等しく響くものだと思います。

噛み締めるほど味が出てくるようでもありますね。

 

思うに難病や後遺症との戦いは、出口のない答えを求めるようなものかもしれません。

それでも前に向かってこの世界と歩いていくことに意味がある、だからこそLife is beautiulなんだと。

映画の内容を踏まえると主題歌もすごく良いものに聞こえるな。

 

 

Life is Beautiful

Life is Beautiful

 

 

 

 

思うにこのような普遍的テーマは、やはり「子ども向け」である特撮でやることに大いに意義がありますね。

思うに特撮は「子ども向け」であっても「子ども騙しの(ちゃちな)番組」ではないのです。

ただ「観て楽しい」のでも十分ですが、人が生きることにおいて大事なことを伝えてくれる面があって、だからこそ子どもに観てほしいものでもあり、かつて子どもだった大人にも響く。

まあ、往々にして肝心の子どもには「良く分からない」「なんとなくしか分からない」のだろうなぁと思いますけど(昔の自分を思い返してもそんなもんだと思う)

 

ただ、今作では小学生とその家族がメインにすえられてるので、少しでもチビッコたちが身近に感じてくれてるといいなーと。

それに長い人生で病にかかることはありますし、既につらい思いをしてる子も少なくないはず。

そんな時、大事なことを伝えてくれるヒーローが心の中にいてほしい、そう思いますね。

 

アクションやギミックの面でも、「頑張って出来るだけやってやったぜ!」感があってファンとしては「おうよくやってくれたな...」と返すばかり。

ハイパームテキの戦いは良かった・・・

シアター音響で聞く「輝けー!流星のごとく!黄金の最強ゲーマー!ハイパームテキエグゼーイド!」は最高だった。

もっかいききてぇな。2回目行ければよかったんだけどね。

 

ゲンムVRやクリエイティブゲーマーは2017年であればこそで、きちんと目を引く要素も取り入れていて素晴らしい。

こういうホビー面とストーリー・テーマ面の両立の良さ、特撮やホビーアニメならではの醍醐味で大好きっす。

 

ギミックといえば、ビルド本編および『平ジェネF』にも繋がるギミック、あれは新しかった!

ビルド本編で葛城と戦兎の謎が明かされるのと同時期に「ゲンムを撲殺しエグゼイドを採取したビルドは葛城だったのか!」って分かるの爽快だった。

一人称が違うとか突っ込んではいけない。

 

 

個人的な話をすると、自分も持病を抱えていて、いろいろ試していますが治らないんですよね。

(作中のまどかちゃんみたいな希少な難病とかではありませんが)

それでも折り合いをつけながら、力強く生きていきたいなと素直に自分に響くところがありまして・・・

このタイミングで今作を観たのは、何か運命的な力が働いていたのかも(笑)

 

少しでも良い方向に向かうよう、私も頑張ります。

 

 

 

余談なんですが、小説版エグゼイドを読んだあとだと南雲に怒る永夢の見方がちょっと変わりますね・・・

脚本の人どこまで考えてたんだろ。

 

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【感想】『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s feel] 第2章 lost butterfly』【ネタバレ注意】

 

<2020.8 追記>

3章の感想はこちら

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どうも、黒輔です。

 

FGOを始め、今のサブカルチャー界隈で最も勢いのあるコンテンツのひとつともいえるFateシリーズ。

聖杯戦争という雛形を創った業績も大きいですが、やはりstay nightやzeroで展開されるような正義とは、ヒーローとは何なのか?といった話に惹かれますね。

普段は特撮ヒーローものを愛好する者として、「正義の味方」賛歌であり、アンチテーゼでもあるfate/stay nightはとても興味深い。特にこのヘブンズフィールはね。

 

FateシリーズにUBWアニメから参入した僕ですが、サボり気質なので未だに制覇できてません(笑)

セイバールートはプレイ済みだけど、ポチポチと短文を読むのがキツくて桜ルート・ヘブンズフィールは未プレイでまーなんとなく知っちゃってる程度。もちろん第1章は鑑賞済みです。

 

さてこの第2章 lost butterflyですが、中編だから溜め回かな~と思ったらそんなこともなく、むしろ第1章より何倍も面白かった、という印象でした。

戦闘シーンがすごいってのもあるんですが、士郎と桜以外のキャラ描写も丁寧で、いやーすげぇものを見た。こりゃ来年の春までまてねえ。そんな感じ。

 

第1章の記事はこちら

感想『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s feel] Ⅰ. presage flower』【ネタバレ注意】 - 黒輔処理場

 

劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel] II.lost butterfly」(完全生産限定版) [Blu-ray]

 

 

例のシーンについて語りたい

PG12ってここまでできんだなと思った(小学生並の感想)

今回まさかのPC(18禁)版の要素が入ってるとtwitterで見て、予定前倒しで観に行くぐらい興味を引かれたんですが、予想以上のアレでした。。。

マジでやりやがった(ダブルミーニング)。

 

内心で「え?いいの?大丈夫なのこれ????」って思いながら観てた。しかも吸血で油断させておいてからの・・・アレ・・・だったので・・・

 

あのシーン、もちろんただ何となく挿入してる(挿入してるのは士郎のアレではなく、シーン自体の話です)んじゃなくって、士郎と桜が精神の上でも肉体の上でも結ばれて、一時的に満たされるけどもそれが破滅への序曲となる、危ういところでもあって。

うーん、凄かった。

 

とにかく桜→士郎の感情がでかかったので「うわぁエロいなぁ」どころじゃなかったですね。

付き合いもセイバーや凛よりもだいぶ長いんだろうし、年月と境遇の分だけ想いの積み重ねが半端ないだろうから・・・。桜好きって人の気持ちちょっと分かった気がする。

あと、士郎の背中の筋肉がムキムキで笑ってしまったw 

 

さて問題は吸血のシーンですよ。

正直言うと、上のより「これ上映してええんか?」ってビクビクしながら観てた。

むしろこっちの方が背徳的だったまであるよ。

 

精神的に限界になって士郎に救いを求めたというよりは「魔力供給のため」言い換えれば「単純な肉欲のため」のシーンだったからなんですかね。

余計な感傷に浸らせない濡れ場の為の濡れ場とも言えばいいんでしょうか。

唾液や表情の描写がPG12の範囲を逸脱している・・・あれには思わず士郎も赤面して目逸らすよね。これR15とかじゃないとダメだろ(褒め言葉)。

 

スマホゲーの流行でFateが広い層に浸透してる中「これが本家本元のエロゲたるFate/stay nightや!」ってお出ししてくる心意気好き。

 

てか仮に中学生とかこれ見てたらどういう感想を抱くんだろう。。。

 

Fate/stay night (Heaven's Feel) (1) (カドカワコミックス・エース)

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哀れ、慎二

今回かなり丁寧に描かれてたのが慎二。

所業に関しては全く擁護出来ないけど、うーん流石に可哀想だったところもあるよねこの人。

序盤の「士郎、凛、桜で話し込んでて慎二は蚊帳の外」のところ、本当に慎二置いてけぼりで話が進むから(それを強調する演出も見事だった)ちょっぴり感情移入しちゃったよ。神谷さんの演技も迫真だった。

それまで魔術師になれない自分にコンプ持ってて、ようやくサーヴァント使役できてるぜ!って矢先にね・・・。

 

聖杯戦争以前は、曲がりなりにも慎二は士郎の友達をやってました。

でもいくら友達だからって(付き合いが深いからこそかなぁ)相手に対して思うところはある。誰にでも欠点はあるから。

もちろん、友達だからそういう部分も含めて相手を認められるものですが・・・友情が何かをキッカケにして憎悪に一転することもある。

その情が深いほど裏返って憎しみが大きくなる。頭のなかは(元)友人の事で一杯。

大体、桜を襲おうとしてるのも士郎への当て付けだったものね・・・何だこいつ・・・ 

 

この作品エロゲーのくせに主人公に巨大感情向けてる男やたら多くないですか?

 

もうランサー兄貴しか信用できませんわ。

 

 

凛、アーチャー、イリヤについて

凛とかの出番は大分削られてるらしいですね。

でも空気だったか?と言われるとそんなこともなくて、しっかり印象に残る活躍してたと思います。

 

特に自分のルートおわったくせに「実はあの時・・・」みたいなアピールして桜の地雷踏み抜く凛ちゃんさんには驚きだよ。まあ、お姉さん呼びしてデレデレだったのには観客みんな和んでましたので、良かったですけど。あそこ画面直視出来んかった・・・勿体ない・・・

 

アーチャーさんも残念ながら2章で出番終了。そういえば、退去した後、凛からアーチャーへの言及がなかった様な・・・  

信念を曲げる士郎への警告、聖杯の泥耐性、鉄心イメージの中への登場、要所要所で活躍してますが、「2人死ぬよりどっちか1人を生き残らせる」という選択を迫られた時、自分が腕を切り落とすあたりこいつ士郎ですよね・・・いやもちろん主人公生き残らせるって都合もあるんですけど。

気を失ってる凛を撫でるシーンが本当にもう。

 

さてヘブンズフィールだと結構味方してくれるイリヤ

時々こっちのイリヤを見ないとプリヤの方にイメージ侵食されちゃいますね・・・

それはそうとして、切嗣への冷たい感情が藤村先生のおかげで氷解してて、心の中で涙する他はなかった。

鉄心エンドだと「結局士郎は切嗣と同じなのね」と失望のセリフを吐くので尚更。もっとやってくれていいぞ藤村。

 

これは終盤でイリヤが助けてくれる方のエンドになるフラグでは・・・とも取れそうですけど、どうでしょう?

次回予告的には、士郎が帰ってこない方(イリヤが助けにこない方)っぽいですけど。

 

あと、中盤のゾウケン(500年生き長らえ続ける老人)vsイリヤ(幼い姿のまま成長できない人造人間)も対比構造っぽくなってて良かった。

 

 

Fate/stay night [Heaven's Feel] (7) (角川コミックス・エース)

Fate/stay night [Heaven's Feel] (7) (角川コミックス・エース)

 

 

セイバーオルタvsバーサーカー

今作のバトルシーンは殆どがセイバーオルタvsバーサーカーって感じですけど大満足でした。

もちろんドラマパートの内容が濃いから成立してるってのもあるんですけど肝心のバトルシーンも全く手を抜いていない・・・

それどころかバケモノみたいなクオリティ。だいぶ長く尺とってるのに飽きないのが凄かった。

 

それにしてもセイバーオルタは強すぎるでしょ・・・バーサーカーももちろんいちサーヴァントととしてとても強いんですが、アレは次元が違いますね。

災害ですよ。あんなんには確実に勝てないのに、イリヤの叫びに応えて戦い続けるバーサーカーは英雄の中の英雄でした。

 

ずっと心の中でバーサーカーのほうを応援していたもの・・・

あとセイバーの本領を発揮出来るのが聖杯に使役されてようやくってのも辛いですねぇ。青のまま全力で戦う姿をいつか見てみたいものだ。

あと登場シーンが魔法少女ものの変身シーンみたいになっててかっこよかった(小並感)なお実年齢・・・

 

 

 

3章へ向けて

例のメルヘンなシーンに代表されるように、どんどん桜の黒い部分が露わになっていって、最後は完全に黒桜に覚醒してしまいましたが。

2話連続でヒロインの闇落ちで終わるアニメって何だ一体・・・

 

行くとこまで行ってしまったわけですがここからどうラストに繋げていくんですかね。あるいはどちらのルートをアニメ化するのか。

でも、「いつも斜め上を行きます」って豪語してるコンテンツだしもしかしたら混ぜたラストとか出してくるかもしれないよ(適当)

 

とりあえず3章の冒頭とかで、がらーんとした街が描写されてたら震える(2章の冒頭では冬木で平和に暮らす人々が描かれていたので・・・)

 

本当に2020年が楽しみです。2章を超えるものを出してくれると信じて気長に待ちましょう〜。

 

完全に余談ですが、道場のシーンで床に細かい傷が描かれてて驚愕しました。

そこまでやるか普通?リピートする方は是非道場の床に注目を!(笑)

www.kurosuke404.com

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【感想】全然クイーン世代じゃないけど『ボヘミアン・ラプソディ』を観に行った

もう年の瀬ですね・・・黒輔です。

 

ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)

 

11月に公開され、ロングランヒットとなっている『ボヘミアン・ラプソディ』遅ればせながら観に行ってきました。

 

いやぁ・・・・・・ほんとうに素晴らしかった。

もっと早くに観ておくべきだったよなあ、と思うくらい。

最終的に2018年の映画の締めとなりましたが、これが映画納めで良かった・・・もちろん仮面ライダーの映画も素晴らしかったですが。

 

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【ネタバレ注意】『平成ジェネレージョンズFOREVER』感想【平成ライダーよ永遠に】

お久しぶりです。黒輔です。

 

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本日公開の平成ジェネレーションズFOREVER、さっそく観て参りました!

 

いやもう・・・本当に素晴らしかった。途中ほんと泣きそうでした。エモいとはこのことを言うのだな、という感じです。

記憶が薄いながらも『クウガ』から途切れることなく『ジオウ』まで、平成ライダーと共に人生を歩んできた自分にとっては、最高のものだった。

観客を飽きさせないジェットコースタームービーだったと思います。グッズも衝動買いしちゃったよ。

 以下はネタバレ有レビューですので鑑賞済みの方だけドゾ

 

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【感想】『ヴェノム』を観てきました【ネタバレ注意】

 

どうも黒輔です。

11月2日公開の『ヴェノム』を遅ればせながら10日土曜日に観にいけたので簡単に感想をば。

 

なんだかんだで月1回ぐらいは映画館行くんですけど9月『プーと大人になった僕』を観に行って以来、10月は映画行きませんでした(忙しかったしそこまで観たい映画もなかったし、口コミ情報も仕入れられなかった)。

でもまー、やっぱり映画館は良いところ。家でDVDとかで観るのとはやっぱ違いますな。

 

ヴェノム (字幕版)

 

さて『ヴェノム』。

ちょいちょいツッコミたい所もありますが概ね好き!そしていい意味でキャッチコピー詐欺(笑) 『ベイマックス』の予告詐欺っぷりを思い出しました。

クライム映画的な話なのかと思ったら真っ当に地球救っちゃうし、なんとなくヴェノムに支配されて苦悩するエディが描かれるのかな?と思ったら割と仲良くしている(終盤には手懐けてるし・・・)

 

最凶?のコンビ エディとヴェノム

エディとヴェノム、なかなか良いコンビでしたよね。

どっちも落ちこぼれてて(ヴェノムがどう落ちこぼれなのかはよく分かりませんでしたけど)どこか狂ってる。

なんで、巷では邪悪なドラえもんだとか、人喰いウルトラマンだとか言われてますけど(確かに宇宙から来て人間と一体化して変身して地球を救うけども!) 最初の方こそエディの方が振り回されてましたけど、特殊部隊から助けてくれるし、人間関係のアドバイスもしてくれるし、なんだかんだで聞き分けもいいし、エンドロールで「あ、このコンビもっと観たかったな」って思わせてくれたんで、十分勝ちなんじゃあないですかね。

 

そして、元カノとその今カレの医者がめっちゃいい奴。

途中のエディの奇行は縁切られてもおかしくないレベルですけどなんとか救おうと尽力してくれるのが素晴らしすぎる。

今カレの高潔な医者っぷりを見せられると「そりゃ正義感は強いけど後先考えず暴走しがちなエディより今カレのほうができた人間だわ」ってなるからよく練られている。

元カノもなんだかんだでエディを完全に見捨てず協力してくれるのでいい人だなぁ・・・。

 

 

 

アクションについて

エディの家に突入する武装部隊を蹴散らすとこが一番面白かったかも。

 

こう、エディの体からヴェノムの一部が伸びて、壁をつかんで伸縮することでよけるアクション(説明がへたくそ)。

どっかの麦わら被ったゴム人間みたいな戦い方してんなお前な・・・。

あそこが画的に痛快だったかなー。

 

「マスク!」でヴェノム態になるのもカッコイイ。

アメコミヒーロー(ヒーローなのか?)で変身?があるのは貴重っすね。

 

最後の戦いでは、中身の人間を露出させながら殴り合ってるのがかっこよかったんですけども、たぶんCGに手間かかるからなのかそういう演出は少なめだった記憶。

 

シンビオートのウネウネ感もいい感じにキモくて良き。

 

悪かったところ

 

アメコミオリジンにはありがちなんですがやっぱ前半がややタルい。

その割りに、後半の「ライオット(シンビオートの隊長)とドレイク(財団のリーダー)が宇宙ロケットを打ち上げ他のシンビオートを呼び寄せる」「ヴェノムがエディや人間界を気に入ってライオットを阻止する」あたりの展開がちょっと唐突感あったような。

 

ドレイクがライオットに共感するのは、前半の展開を見てれば分かるんですけど「お前らいつの間にロケット準備したん!?」ってなってしまいまして・・・

 

まぁ、準備の過程をじっくり描かれてもダルいので英断なのかな。ヴェノムが人間に味方するようになる過程はもう少し丁寧にやってもよかったんじゃないかな。

 

「エディとはなんか相性良くて居心地いいしついでに下克上したろ!」ってノリなのがなんとも。

最後の爆発がけっこう派手なんで謎にスカっとしますけど(笑)

 

あとカーチェイスのあたりもちと長かったかな・・・『ターミネーター3』とか『アントマン&ワスプ』でも思ったけどハリウッド映画のカーチェイスシーンは妙に長くなりがちじゃないですか?

 

『ベイビードライバー』や『ワイルドスピード』みたいにカーアクションメインならまぁわかるんですけどねー。

 

ライミ版スパイダーマン3にもヴェノムが出てましたけどどんな描かれ方だったかさっぱり覚えてないので今度借りてこよう。

よくいまいち出た意味が・・・とか言われますよね。

今回の単独映画はヴェノムファンにとっては待望の映画化だったのではないでしょうか。興行収入的にも続編が期待できそうですし、楽しみです。

 

追悼 スタン・リー

 さてマーベル映画ファンとしてはこのニュースに触れておかねばなりますまい。

12日朝(米西海岸時間)、数々のマーベル・ヒーローを創作し、近年のほぼ全てのマーベル映画にカメオ出演してきたスタン・リー氏が、95歳で逝去されました。

 

笑点』で有名な落語家の桂歌丸師匠が亡くなったときも思ったのですが、「この人はいつまでも生きているなぁ」って方ほど急に亡くなってしまうものなんですね・・・。

特にスタン・リーはPS4スパイダーマンのアフレコや今回の『ヴェノム』でも元気な姿を拝見できたのに・・・。

カメオの撮影は数作品分済んでいるそうなので、『キャプテン・マーベル』『アベンジャーズ4』かもしくは『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』あたりまではスタン・リーの姿を拝めるのでしょうか。

 

スタン・リーのおかげで僕らはコミックや映画を楽しめているし、彼の作品は間接的に日本の特撮にも影響を与えています。スタンへの感謝を忘れないようにしましょう。

 

R.I.P.

 

【ネタバレ注意】PS4スパイダーマン NG+ &『黒猫の獲物』感想

どうも、黒輔です。

 

PS4スパイダーマン、先日NG+とDLC第1弾『黒猫の獲物』が配信されました。そして新規トロフィーも。もう終わったよーって方も多いと思いますが。

 

New Game +

難易度Ultimateでのメインストーリー2週目は骨が折れるかと思いきや、あれだけ手こずったフィスク戦が一瞬で終わることにビックリ。まさに強くてニューゲーム状態(元ネタのアニメ見たことないが)。

 

操作に慣れているってのもありますがやっぱ作中で取れるスキルやガジェットがムッチャ強いんだなぁと実感・・・。

 

2週目はサクサク進められるだけにMJパート、マイルズパートのダルさが目立っちゃった感じもありますが。

 

PS4スパイダーマン ストーリー感想

ストーリーについて感じたこと。

やっぱり最後、メイおばさんの死亡が辛い。死亡フラグ立ってたけどなんだかんだ助けんじゃね?と思ってたので・・・。

 

ベンおじさんはピーターの未熟さゆえに命を落とすことになりましたが、メイおばさんの場合はピーターがヒーローとしての使命を優先させたがために死んでしまうとは・・・皮肉すぎませんか。

 

あと、優しかったオクタビアス博士やマーティン・リーが闇を露わにしていく過程で泣きそうになる。

 

まあオットー=ドク・オックは有名なヴィランだし、マーティンが悪者なのもPVでほぼネタバレしてるようなもんですが。それでも辛いなあ。

 

 

でもこの悪役揃い踏みはかなりカッコイイ。

 

スパイダーマンの敵といえば他にグリーンゴブリンとかも居ますけど今回は触れられてなかった?ですよねー。このバースだと存在しないのか・・・。

 

黒猫の獲物 感想

一言で言うと・・・「これで終わり!?」という感じ。

ブラックキャットが可愛かったりピーターがやきもきしてて面白いのは良かったんですか露骨なクリフハンガーで終わったのでなんだかなという。

 

 

 

ピーターってそういえば映画だとピザ屋でバイトしてましたけど、あれスパイダーマンとの両立に向いてないでしょと思って見てました。

そもそもヒーローと学生とバイトとの両立自体むずかしそうですけど。

学生とバイトの両立だけですら結構難しそうなのに・・・ピーター理系なのに。(僕の理系の友人たちはみんな忙しそうにしてる)

 

一番の難所は電車に乗ったキャットを追いかけるところだった・・・

あれ短いスイングを多用する方が追いつけることに気づくまでしばらくかかっちゃいました。

ポイントジャンプだと追いつかないというかなんか失敗しやすいんですよね。

 

マギアの犯罪とスクリューボールチャレンジはまだ埋めてないのでぼちぼち埋めていこうと思ってます。

 

今回はこのへんで。また次回!

 

 

 

【PS4スパイダーマン】 アクションゲーが苦手な僕でもバトルチャレンジでアルティメットを取った方法

どうも、黒輔です。

 

 

 

PS4スパイダーマンなんですけど、「タスクマスターのチャレンジ」でなかなかアルティメットが取れなくて苦労してる方が結構多いのではないかと思います。

僕もゲームへたくそなんで、ドローンチャレンジとかとくにアワアワしながら操作してます・・・。

 

でもトロコンの「全スーツをアンロックする」にはチャレンジのアルティメットをクリアして、チャレンジ・トークンのゲットが必須。さぁどうしよう?

 

で、どうしてもダメなんで今回はちょっとズルい攻略法を使います。

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【あえて書く】PS4スパイダーマンの惜しい所、良くない所

黒輔です。

 

 

 

PS4スパイダーマン、先週メインストーリークリアしました!!

最後の展開でちょっと泣いてしまった・・・ 多くは書けないのですが、相変わらずピーターの背負うものが重い。

 

続編への布石もありましたがDLCのストーリーで処理するのかそれともスパイダーマン2が出るのか・・・?

 

さて今回は僕が思った、ちょっと惜しいなーと思った点を、あえて書いてみようと思います。ゲームたくさんやるわけではないので、素人目線ですが。

 

  • 英語音声・日本語字幕がない
  • MJ、マイルズのパートが少しめんどくさい
  • パズルパート

 

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【超オススメ】PS4 スパイダーマンはゲーム慣れしてない自分でも楽しい!

どうも、黒輔です。

 

発売してはや2週間以上経ってるPS4 スパイダーマン、プレイしてクリアした方も多いのではないでしょうか?

 

 

 

自分もPVの時点ですごいなーこれ、と思って珍しく購入を検討していたんですが、twitterで流れてくる動画とか見て購入に踏ん切りました!

冬に買ったモンハンを一通り飽きるまで遊んじゃってて、PS4が勿体無いってのもあったからね。

 

【PS4】Marvel's Spider-Man

 

幼少期はあんまりゲームやる環境がなかったんで、特にアクションゲームなんかは割と苦手な方なんですが、このスパイダーマンかなり楽しめてます。両評価です。

 

理由はいくつか挙げられると思います。

 

 ニューヨーク再現度

スパイダーマンはニューヨークを守るご当地ヒーロー。

なので、いわゆるオープンワールド系のゲームとの相性がバッチリなんだと思います。ニューヨークの中心部であるマンハッタン島を縦横無尽に駆けることが出来、有名なタイムズ・スクエアエンパイア・ステートといった観光地のほかに、アベンジャーズタワーなんかもあって、ニューヨーク擬似観光とマーベル世界を体験できる。

 

この没入感がいいですね~。

 

シンプルな操作

スパイダーマンの特徴であるスイング移動。

R2と×を交互に押してるだけでグングン移動できるし、壁にぶつかっても自動でウォールラン(壁を歩く)に切り替わるのでストレスがない。

 

この移動が楽しいってのは大きいですよね。

 

ファストトラベルもあるんですが、自分で移動したくなる!戦闘時の操作もなるべく簡単になっているほうだと思います。

 

戦闘が楽しい

アクションゲームでは大事ですよねこの要素。

上述の通りシンプルな操作でスパイダーマンらしいアクションができる。

糸を巻いた相手を振り回してぶん投げたり、空中に打ち上げた敵をスイング・キックでぶっ飛ばしたり・・・また壁際の敵に糸を当てると自動的にはりつけになってくれるんですよね。本当に良く考えられてるな~と関心しました。

 

このゲーム回避しないと割りとあっさり死んじゃうこともあるんですが、「スパイダーセンス」という設定のおかげで回避するタイミングも分かるのでけっこうやさしい。

 

サイドミッション

本筋のストーリーもよく練られていて続きが気になるんですが、街のあいこちで発生するサイドミッションもついついやっちゃって、本筋が進まないという嬉しい悩みが・・・。

その辺の強盗をシメたり困ってる市民を助けたりする、まさに親愛なる隣人スパイダーマン

 

ランドマークの写真撮るみたいなほのぼの要素もアリ。

 

衣装と能力

個人的にオオッとなったポイントが、衣装と固有能力を自由に組み合わせられる、という点。

 

よくあるゲームなんかだと衣装や装備によって能力が決まってて、「欲しいスキル構成の装備にしたらヘンな見た目になった」みたいなことがありがちなんですけど、このスパイダーマンはそれが無くて、好きな見た目に好きな能力で戦えるのがいいなーと。

グっときました。

 

僕がオススメするポイントは以上の通りですが、原作コミック知ってる人だともっと楽しめるんだろうなーとちょっと羨ましい限り。

 

ただ、このスパイダーマンゲームかなり楽しめます。ぜひ!プレイして気持ちよくなってください。

 

 

 

【感想】MCU第20作『アントマン&ワスプ』を観てきた

どうも、黒輔です。

 

さて、8/31公開の『アントマン&ワスプ』を観てきました。前作のコメディ調テイストそのまんまで、見たことある方には安心して、ご家族でもご鑑賞いただけます。(アリが死ぬほど苦手だって方にはおすすめできませんが・・・)観てない方は9/7に地上波で放送するからチェックしてくださいね。

 

アントマン&ワスプ (吹替版)

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【レポート】『マーベル展 時代が創造したヒーローの世界』に行ってきました

どうも、黒輔です。

 

先月末より、仙台市内で開催されている『マーベル展』にせっかくなんで行ってきました。

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場所は画像の通りですが、JR仙台駅東口から出てほんとに歩いて3分くらいの場所でやってます。入場料は大人1200円、高校・大学生1000円。決して大ボリュームの展示会ではありませんが、コスパは良い方だと思います!

 

 

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建物に入るとハルク像がお出迎え。でけ〜!!やはりデカさ=印象の強さ。来場客の掴みとしては充分なんじゃないでしょうか。誰かと来ていれば一緒に写真でも撮りたかったんですが、生憎周りの友人達はマーベル知ってる人がおらんので・・・

 

中に入ると、スタン・リーのメッセージやマーベル社の歴史についての解説ボードが。

第二次世界大戦の最中にキャプテン・アメリカというキャラクターが生み出されたこと。(ヒトラーをぶん殴ってる表紙が有名ですよね)

 

また、その後の世界で一時代を築き、DCコミックを抜くも、倒産の危機に陥ったこと。さらに、様々な表現規制に対抗したことも強調されていたように感じました。この点は中々興味深いですね。

 

その一例として、トニー・スタークがアルコール中毒になっている表紙なんかが掲載されてました。

たしかに、子供に見せるにはやや刺激が強いのかもしれませんが、それを覆い隠すのは本当に良いことなのか?というのを探していたのでしょうか。

 

さて、それが終わると、各ヒーローとその登場映画の紹介パート。MCUがメインでしたがX-MENデッドプールの紹介もきちんとありました。いつか映画での競演も見たいですが・・・(ウルヴァリン役は是非とも本人の希望通り、ヒュー・ジャックマンで!)各キャラクターの簡単な紹介パネルもありましたが、やはり映画ファンとしては衣装展示が目玉だったのではないでしょうか。映画を観てる間は衣装をまじまじと見れる訳ではないので・・・。スター・ロードの衣装とかいかにも高価そうな素材で、惚れ惚れでした。セルDVD & Blu-rayにしか入ってないメイキング映像も見れます(笑)

 

映画だけでなく、コミックの原画もあちこちに。

アメコミの画風(特に昔のもの)は今の日本の漫画とかなり雰囲気が違いますけど、それでも迫力感じることができますねー。

あと、アメコミは線画の人と着色する人、セリフをつける人が基本的に分かれているらしく、コミックの制作もアメリカらしさを感じられます(笑)

 

さらには、マーベルのキャラを日本人作家が描いてみる、という企画もあったようで、村田雄介さんなど10人くらいかな?の絵が掲載されてました。

 

会場内はもちろん撮影・録音・携帯電話使用は禁止なのですが、一部撮影が許可されていましたので、スマホ画質ではありますがひと通り撮影しました。


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 アイアンマン マーク1 2 3 7

 

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マーク7の上半身アップ


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スパイダーマン/ホームカミングに登場したマーク47


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アントマン像。今月のアントマン&ワスプの宣伝も兼ねて、のようでしたがそのバージョンのスーツなのでしょうか?

 

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マーベル・スタジオ10周年記念パネル・・・の中のブラックパンサーのパネル。スーツの光る部分、あれ文字だったんですね・・・芸が細かいっす。王様もサノスに消されちゃったけど続編はあるんですかね?

 

と言うわけでマーベル展、ファンならそこそこの値段で結構楽しめますので、チャンスのある方は見に行くことをオススメします。

仙台会場は8/26に終わってしまいますが、12月17日から2月15日まで大阪でやるようです。去年からずっと日本全国を巡回して来て大阪が最後のようなので、是非!

 

【感想】劇場版『仮面ライダービルド』『ルパンレンジャーvsパトレンジャー』を観て来た

暑いですね。黒輔です。

 

 

劇場版 仮面ライダービルド Be The One オリジナルサウンドトラック

※こんなシーンはなかった

 

さて、本日大公開劇場版ビルド・ルパパトをさっそく観て参りました。

 

ビルドのほうは、劇場版のサブタイトルが主題歌と同じ!という期待を煽る仕様になってまして。

ルパパトのほうは、まぁビルドのオマケかな~ってノリでみはじめたらこれが予告されていた怪盗・警察の絡みだけでなく映像面でもめちゃくちゃよかった。

 

続きはネタバレに注意しつつ

 

ルパンレンジャーvsパトレンジャー en filmですが、まず何が良かったっていうと、ロボ戦なんですよ。

 

怪盗・警察それぞれのロボの核となる「グッドストライカー」が1つしかないので、普段はルパンレンジャーとパトレンジャーのロボが並び立つのはありえません。

 

ですが今回は劇場版。毎年映画限定のアイテムは出てきますが、今回登場するジャックポットストライカーのおかげで、パトカイザーと新登場ロボ・ルパンレックスが並び立つわけですね。

 

今回はルパンレッドとパトレン1号の協力→ルパンレンジャーとパトレンジャーの協力と話が流れてきてるので、巨大戦も協力してしかるべしなんですが、一言で言っちゃうと、燃える!

この前の放送だとルパン+パトで6体合体してて、まぁそれはそれで呉越同舟の魅力があるんですけど、自分は「2体並び立つ」のが好みですね。

 

さらに凄かったのがロボ戦の映像。いや~とっても迫力がありました。ルパンレックスがフィン・ファンネルみたいなの持っててグオングオン空中を舞ってまして、めっちゃ予算ついてるんじゃないかなこれ!って思いながら鳥肌たててました。

戦隊のロボ戦でここまで魅せられたのは初めてなんじゃないかな。これは劇場で観ないと勿体無い。うまいこと映画限定品と特別感、スクリーンという大画面を活かしていたなぁというのが率直な感想でした。

 

それにしても、怪盗側のマスクは認識阻害の能力を持ったルパンコレクションの力でもかかってるんですかね・・・あれを観てる子どもたちも、「あんなんでバレないのかな?」って、絶対疑問を感じてると思うんですけど(笑)

 

ただ、今回の映画で赤どうしが二人きりになって、終盤で正体がバレたときのための積み上げをバッチリやったので(いつか割れる風船を順調に膨らませている、とも言う)TVシリーズの今後の展開も俄然楽しみになりました。

個人的には、実は敵の変装だった探偵のホンモノも出てきて欲しいのですが・・・探偵キャラが追加で出てくるといいなーなんて思ってたので(実際の追加戦士はどっちにもなれるチートキャラでしたが)。

 

※8/5の放送でマスクに認識誤認の機能があるとノエル君から説明がありました。やっぱあるよね。

 

さて、仮面ライダービルド Be the oneは、「ビルドを映画に詰めたらこうなるよね」という映画だったと思います。

 

「創られたヒーロー、という出自に苦悩する主人公」「戦兎と万丈」「科学と人間の未来」「エボルト及びブラッド族のあくどさ」「どのツラ下げて戦兎を励ましてんねんエボルトお前」などなど。

 

ギャグとシリアスの寒暖差が激しめだったりとか(天使ちゃんこっちおいで!→オレってバカ・・・?とか、ヒゲを伸ばせヒゲ!とか結構面白かった)も良くも悪くも「安心と安定のいつものビルド」という映画だったかなと思います。

 

まあ、映画なのでビルドが一般民衆に延々と追いかけられたり(こち亀の例のBGMが似合いそう)エボルトの同僚が3人も出てきたり、スケールは大きい話になっていますが。

 

良かったのは、戦兎がよく言う「ラブ&ピース」が、葛城巧の父・忍からきている事が判明したことでしょうか。

「すごいでしょ!天才でしょ!」という戦兎の言葉が実は葛城由来だったり、その葛城の父は「私こそがベストオブベストのビルドだ」なんて「親子っぽい」台詞回ししてますし。なるほどこの父親ならああいうことも言うだろう、と納得がいくし、それを本来はその場にいた巧じゃなくて、戦兎が受け取るっていうのもいい演出でした。

 

ただ、戦兎と万丈の物語はTVでも何度もやってるので、そこは何だかな~というか、ちょっと残念だった点と言わざるを得ないのではないでしょうか。

ちょっと食傷気味というか・・・。もちろん、最後にクローズビルドになるのはとても良いんですが。ヒゲポテトのコントを増量してくれたほうが面白いんじゃないの、って言ったら言い過ぎかもしれませんが、どうしても「惜しさ」を感じてしまいました。

 

映画の内容とはぜんぜん関係ないんですが、エンドクレジットに「In the memory of Daichi Nobe」とあってちょっとほろりと来たり。

 

エンドクレジット後ですが、新ライダーのジオウ登場。態度がでかかったディケイドとは違い、ちょっと生意気げな少年というキャラでしょうか。

例年のごとく、キャストは未公開ですが・・・ ジオウの基本フォームは「ラ」と「ダ」がまだ複眼っぽい形になってるなぁと思うんですけど、ビルドライドウォッチで変身した姿はもうおもいっきし「ビルド」って書いてあって、「いやぁこれ・・・1年間笑わずに観ていられないなこりゃ」と参ってしまいました。

 

すごく細かいことですが小さく写ってるウィザードがあのくるくるした戦い方しててちょっと感動。

あ、大事にしてるんだなーというのが伝わった。本編もこうであったらいいんですが・・・

 

夏映画、現行ライダーの終了、新ライダーの開始は1年で最も盛り上がる時期。まずはビルドの結末をしっかり見届けたいですね。

 

 

 

 

 

【必見】『アベンジャーズ/インフィニティウォー』の予習には3〜5本がベストだ

どうも、黒輔です。

 

僕は特撮と共に育ってきた男なので、1発目の記事も特撮のことついて書くべきなのかもしれませんが・・・

今回は時事的な映画ネタです

 

去る4月27日に公開された映画『アベンジャーズ/インフィニティウォー』

マーベルファンの方々は既に1回と言わず、2回3回と見に行った方も少なくないのでは?普段は1回しか映画を見ない僕でも、既に字幕と吹き替えで1回ずつの合計2回見に行ってしまいました。

 

https://twitter.com/KuRoSuKe303/status/989829894979837952

 

一方で、それほどマーベル映画について知らない方で、『インフィニティ・ウォー』について気になりつつも「今までの映画を見てないと今回の映画を見ても分からないのでは?」「予習するにしてもどの映画を見れば良いのかわからない」・・・といった理由で、二の足を踏んでいる方も多いのでは?

 

縦だけでなく横にも広がる世界観が魅力的なマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ですが、映画の本数が増えすぎて、新規参入しづらくなってしまったという致命的な欠点があります。

 

綿密な世界観はマニア心をくすぐりますが、一方でライト層の敬遠・離脱を招きかねません。ですが大丈夫、見たことないけど気になってる!って方は、とりあえず要所だけ抑えてみるのはいかがでしょうか?

 

そもそもMCUとは?

アメリカンコミックのマーベル・コミックのヒーローを同じ世界観の元にそれぞれ実写映画化し、数年ごとにヒーローたちが集合して共闘する映画を作っていくプロジェクト。

 

たとえば、2008年〜2011年に『アイアンマン』『アイアンマン2』『インクレディブル・ハルク』『マイティ・ソー』『キャプテン・アメリカ/ファースト・アベンジャー』という個々の映画を公開。

そして2012年に彼らが共闘する『アベンジャーズ』という映画を公開するわけです。

 

同じ世界観のもとのキャラである、という設定はコミックから引き継がれており、また映画の中でも『アベンジャーズ』につながる伏線が散りばめられているわけです。

(たまに「適当に金儲けのために安直なコラボをさせてる」と批判されますが違うんすよ・・・

 

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