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【感想】MCU第20作『アントマン&ワスプ』を観てきた

どうも、黒輔です。

 

さて、8/31公開の『アントマン&ワスプ』を観てきました。前作のコメディ調テイストそのまんまで、見たことある方には安心して、ご家族でもご鑑賞いただけます。(アリが死ぬほど苦手だって方にはおすすめできませんが・・・)観てない方は9/7に地上波で放送するからチェックしてくださいね。

 

アントマン&ワスプ (吹替版)

 

MCUの清涼剤として

 

今回の『アントマン&ワスプ』は、政治的メッセージ色が濃かった『ブラックパンサー』や、説明不要なほど宇宙の命運を賭け、そして衝撃的な結果に終わった『インフィニティウォー』と違い、世界をどうにかしようというような倒すべき「悪」はいない(敵役は出てくるけれども)し、物語の目標は量子世界にいるジャネット(ピム博士の妻、ホープの母)を救うというもの。

 

描かれたテーマも「スコット・キャシー父娘」「ピム博士・ジャネット・ホープ家族」「ビル博士・エイヴァの擬似父娘」の3家族を通した、家族の絆でした。

 

と言っても、その手の作品に多い、ともすれば「オラッ!感動しろ!」みたいに感じてしまうような雰囲気も薄めで、自然でちょうどいい塩梅だったのではないでしょうか。

だから、ちょっと大作続きで腹一杯だったMCUファンにも良い清涼剤だったし、たとえばそんなに映画観にいかないような人も観て欲しいと思う。

 

今作はとにかく微笑ましかったり、笑えるシーンが多かった。

スコットとキャシーが家で遊んでるシーンは自然と笑みがこぼれるし、FBIが家宅捜索してる場面すら笑いのシーンになる。ウー捜査官も良い奴っぽかったし。

 

極めつけはやはり自白剤のシーンでしょうか。あの話がメチャクチャ長い友達・ルイスを皆さん覚えていますよね。

「自白剤」というワードが出てきた時点でもうニヤニヤしっぱなしでしたよ。あとスコットの代わりに監視ビーコンをつけて家で過ごすアリにも笑えました。風呂入ったりドラム叩いたり・・・

 

 

楽しい戦闘シーン

では巨大化・縮小化を繰り返しながらの戦闘に加え、壁をすりぬける透明な敵・ゴーストとの戦いと巨大⇔縮小しながらのカーチェイスなんかも見られるので、ここも全作よりパワーアップしてるといえるでしょう。特にカーチェイスは斬新でゴーストとの戦いより楽しめた。シビルウォーに続いてジャイアントマンも登場し、日本の巨大特撮っぽさがあるシーンも良かったです。

 

家族の絆 ビル博士とエイヴァ

一番印象的だったシーンが、「脅しに使うため、エイヴァがキャシーを誘拐しに行こうとする所を、ビル博士が必死で止めるシーン」です。

直前にスコットとキャシーが電話で他愛ない会話をしている(スコットは捕まってますけど)のを目の当たりにした、ということも踏まえてのシーンなんでしょうが、ビル博士はエイヴァのことを自分の実の娘のように思って面倒を見てきたからこそ、その娘が誰かの娘に危害を加え、更に娘を持つ父を悲しませることを嫌ってのことだったのだったのではないでしょうか。

 

まあ、スコットのことまで感情をまわしていたかどうかは微妙ですが、とにかくビル博士が善人で、エイヴァのことを本当に想っていることが分かる良いシーンだったと思います。

 

実はビル博士が今回の黒幕か!?なんて一瞬は思ったんですけど、思い過ごしで良かった。

 

衝撃のラスト・・・

さて、本編は無事ジャネットを救出してよかったねーって終わったんですが、ポストクレジットがね・・・IWの後に公開ってことでもちろん絡めてくるのは予想できたんですが、折角助かったジャネットも含めて、ピム博士、ホープまでサノス指パッチンで消えてしまった。

 

しかも、あまりにタイミングの悪いことに、スコットは量子世界に行ったまま、帰ってこれなくなってしまったし。

 

そして誰もいない家の中で、プログラム通りドラムを叩き続けるアリ・・・

一気に落とすだけでなく、本編での面白シーンをゾッとするシーンに変えてくる手法、ヤバすぎませんか。

 

もしかしたらアントマンアベンジャーズ4でのキーとなるのかもしれませんが、ますます楽しみになってきました。

 

そして配布特典のポスターにすら不在のホークアイ、君はどこで何をしているんだ。

 

次のMCUは来年3月全米公開のキャプテン・マーベル。フューリーやコールソンも出てくるみたいで、楽しみですね。

 

 

 

アントマン (吹替版)

アントマン (吹替版)

 
アントマン&ワスプ (字幕版)