黒輔処理場

もっぱら特撮・映画・アニメ等の感想ブログです。たまにプラモデル作ってます

【ネタバレ注意】『平成ジェネレージョンズFOREVER』感想【平成ライダーよ永遠に】

お久しぶりです。黒輔です。

 

f:id:kurosuke303:20181222124642j:image

本日公開の平成ジェネレーションズFOREVER、さっそく観て参りました!

 

いやもう・・・本当に素晴らしかった。途中ほんと泣きそうでした。エモいとはこのことを言うのだな、という感じです。

記憶が薄いながらも『クウガ』から途切れることなく『ジオウ』まで、平成ライダーと共に人生を歩んできた自分にとっては、最高のものだった。

観客を飽きさせないジェットコースタームービーだったと思います。グッズも衝動買いしちゃったよ。

 以下はネタバレ有レビューですので鑑賞済みの方だけドゾ

 

 

いつもと違うジオウ組

全く演技の違うソウゴ、そしてゲイツツクヨミ。模試のA判定でドヤ顔するソウゴの演技がいつもと違ってて驚きました。

あんな風格が出せるのか・・・まあタイムマジーンにビビってる姿はくっそ情けなかったけれど笑

ふつうの女子高生になってるツクヨミも可愛かったし、ガリ勉してるゲイツも面白かった。

ゲイツくんいつもより「別にお前の事を心配しているんじゃないんだからな」的なムーブが激しくて笑いました。どんどん絆されてくなお前。

今後のソウゴとゲイツが楽しみです。

 

仮面ライダージオウ 変身ベルト DXジクウドライバー

仮面ライダージオウ 変身ベルト DXジクウドライバー

 

 

先輩ライダー、桐生戦兎

ビルド好きの皆さんが感涙したであろうシーン。例え自分が虚構の存在だったとしても、愛と平和のために戦う!とソウゴに説くシーン。

エボルトに作られた存在として生まれながらもアイデンティティを獲得するに至った戦兎ならでは、の先輩ムーブでした。

彼の辿った過程と心情を思うと胸が締め付けられずにはいられませんが、だからこそ『仮面ライダービルド』という番組の1年間の重みが感じられて素晴らしかったですねぇ。映画のコンセプトにも「ベストマッチ」だったといえるでしょう!

何気にクローズも3形態出してもらってたし、グリス、ローグ、美空もきちんと活躍していたのでビルドファンは本当に良かったですね!しかもカズミンの音也ネタもあったし(笑)

 

 

 

シンゴとアタル

アタルの家が出てきた時点で多くの視聴者が気付いたと思いますが、アタルはシンゴのまだ見ぬ弟だった。「あ~そうきたか~」って感じでしたね。

まあクウガを知ってるのにスマホを知らなかったり、アタルの誕生日を聞いて「今日が誕生日なの?」と首を傾げたり、伏線の張り方が上手かったなーと思いました。

ソウゴがこれに気付くシーンはあれドライブの「繋がったぜベルトさん」のくだりと同じだったよね・・・?オマージュ?

 

多くのライダーファンの泣き所ではなかったかもしれませんが、シンゴが弟のことに気付いて、アタルをかばうシーンで僕は涙ぐんでしまいました。

僕は、シンゴのことをややスカしたガキだなぁと感じていましたが、逆に言えば年齢の割りにしっかりしているとも言えます。

まだ7歳なのに、しかも自分より大きい弟を庇えるなんて・・・。良いシーンでした。

 

夢のアクションシーン

ラストバトルは、「人々の記憶から紡がれた平成ライダーたち」が現実に現れて、怪人達やアナザーアルティメットクウガを相手に大乱闘。

もう、人々の呼びかけに応えて、「ヒーローとしての仮面ライダー」が姿を現すという流れだけでもエモショーナルなんですが。

しっかりと各ライダー特有のアクションを見せたり、「このコンビが見たかった!」なタッグや「これは意外!」なタッグがあって、戦闘シーンだけでも満足できるレベルですね。

ちゃっかり新技使ってるライダーがちらほらいましたけど(笑)アギトの謎手刀やファイズのオートバジン体当たりとか・・・でもそれすらも「こんな技ねーし!」じゃなくて「うおおおなんか新技使ってるううう」と受け取れたので、やはり作品全体の熱量が高かったんですよね。

 

一番感嘆したのが、ウィザードとキバの同時キックですね。ウィザードのキックストライクでは(おっ、急に微妙なCGになったな・・・)と思ってしまったのですが、直後、逆さまになると同時にキバが割り込んできて・・・!

小声で「うおー・・・」と言ってしまったレベルですよ。隣の人すいません。(子供の声とかで全体的に劇場がざわついてたからセーフかなと思った)

 

 

 

 あとは何と言っても、クウガがちょっと優遇されてた点に言及しておきたい!他のライダーがまとめて数人出てきたのに対して、登場も最後のキックもピンで映るというこの特別扱い。無言でサムズアップしてくれるだけでもうね・・・。

泣いちゃうよね。キックも当時のカット割ほとんど再現してたもんね。マイティキックでも「オリャー!」って声入れて欲しかったから円盤では入れてくれよな。。。

でも乱戦でオダギリジョーっぽい声は入ってたからそれだけでも十分うれしいぜ。

作曲家が同じ佐橋さんというのもありちょっとクウガっぽいBGMが流れていたようにも感じましたが・・・実際はどうだったんだろう?サントラにはクウガ専用曲があるみたいですが。(なんつー優遇っぷりだ)

あまり音楽面に集中できなかったので、できれば2回目に行きたいかも。

 

オリジナルキャストは・・・

 昨年、一昨年に続いて期待されていたオリジナルキャスト。今年はなかなか発表されず、「もしかしたら一人も出ないのでは?」なんて悲観的な予想もあり「この内容なら逆に出ないのもあり」という意見もあり。

 

実際は・・・サプライズゲスト!佐藤健登場!!

 『さらば電王』以来10年ぶりとなった佐藤健さん出演。若々しくも当時とは比べ物にならないくらい凛々しくなってましたね。いやー、かっこよかった。劇場めちゃめちゃどよめいてて、「シン・ゴジラ」でエヴァの音楽がかかった時以来でしたね。

後ろの人「すげー・・・!」って呟いてたし。東映さん、ネタバレ対策お疲れ様でした。完成試写会もやらんという徹底振りには頭が下がりますよ。でもマイナビニュースはぜってぇ許さねぇ!

 

イマジンズの雰囲気も当時そのままで懐かしい気分でした。(ウラタロスのガワは何故でなかったんだろう?)

顔出しのオリキャスは野上良太郎のみでしたが、この電王は「時間改変の影響を受けない」ので「個人としての仮面ライダー」として残っていたから「野上良太郎」として現れることができた、という解釈で良いんでしょうか?

勝手にそう思っているのですが(笑)歴史改変や世界改変の理屈がちょっと理解し切れなかったので正しいかどうかは知りません。

ですが、「例え虚構だとしても皆が覚えている限りヒーローは現実のものなんだ」というこの映画のテーマが、「記憶こそが時間になる」という電王のテーマと上手く結びついていましたね。

 

第1話「俺、参上!」

新録ボイスとして、賀集利樹さん、須賀貴匡さん、井上正大さん、西銘駿さんが参加されていました。

特に須賀さんは龍騎当時以来のライダー映像作品参加だったと思うので、ファンは嬉しかったのではないでしょうか。

真司にとって他のライダーと共に戦えるのは新鮮で喜びだったでしょうし・・・。

ナイトの松田さんもジオウに出たがってたし、龍騎編やらないのかなあ。

アギト勢もここまで出てきたんなら出てきて欲しいなあ。(要潤は忙しそうだけど・・・)

基本的にライダー出演者は作品を大事に思ってくれているから、オファーだけでも出してあげて欲しい。

 

他のライダーもおそらくほぼ全員ライブラリ音声で良いんですよね?

何人か自信がないのですが・・・。

オーズがアンクのメダル触ったりだとか、とにかく芸が細かいシーンが多かった印象。

 

虚構に向き合うということ

仮面ライダーは、所詮虚構なのか。」

 

まあ、現実的に考えれば、仮面ライダーのような超人は現実的にありえないものだし、ジャニーズとかのアイドルも基本的にはテレビの中だったりドームのステージの上という遠くにいるもの。

(例外はありますが・・・)アニメやマンガのキャラも言ってしまえばただの絵だし。

 

確かに虚構かもしれないけど、それでも人々の心の中に仮面ライダーというヒーローはいて、誰もがフィクション作品からは何かしらのメッセージを受け取るだろうし、心の支えになってる。

 

人によってはそれがアニメや芸能人かもしれません。

 

作品には「最終回」があり、人には「引退」「逝去」があります。きちんと終わるならまだしも、未完のまま放置されてしまう作品や、引退宣言をすることなく姿を消してしまう芸能人だっています。

 

故に、そうなると皆さんは寂しい思いを抱くでしょうし、人によっては愛する人と離別したかのような喪失感を覚えることもあります。

あらゆるフィクションアイドルは、この点において共通していると言えるでしょう。

しかし。

魂に生き続ける限り、そして人々の記憶に刻まれる限り、それは現実であり永遠である。

そういうメッセージを、20作品の積み重ねがあり、子供の頃誰もが一度は触れるであろう「平成仮面ライダー」がこれでもかと力強く提示してくれることで、唯一無二の「重み」がある、と感じました。

 

特に、このテーマを語るのに適した電王とビルドをメインに持ってきたこと、ライダーを応援しつつもどこか「所詮虚構である、という虚しさ」を感じるファンがキーキャラ、という点がポイントでしたね。

 

この映画が”映画として”100点満点だと言うつもりはありません。

ですが、平成1ケタ年に生まれ平成ライダーと共に成長してきた僕にとっては、100点万点中1兆点、いやそれ以上のものでした。

 

奇しくも今日2018年12月23日は、最後の平成の天皇誕生日。このような時代の節目に平成ライダーが20作品目を迎え、僕がここに生きていることには運命的なものを感じざるを得ません。

 

大袈裟ですが、この時代に生きてて良かったとすら思います。本当にありがとうございました。