黒輔処理場

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【感想】『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s feel] 第2章 lost butterfly』【ネタバレ注意】

どうも、黒輔です。

 

FGOを始め、今のサブカルチャー界隈で最も勢いのあるコンテンツのひとつともいえるFateシリーズ。

聖杯戦争という雛形を創った業績も大きいですが、やはりstay nightやzeroで展開されるような正義とは、ヒーローとは何なのか?といった話に惹かれますね。

普段は特撮ヒーローものを愛好する者として、「正義の味方」賛歌であり、アンチテーゼでもあるfate/stay nightはとても興味深い。特にこのヘブンズフィールはね。

 

FateシリーズにUBWアニメから参入した僕ですが、サボり気質なので未だに制覇できてません(笑)

セイバールートはプレイ済みだけど、ポチポチと短文を読むのがキツくて桜ルート・ヘブンズフィールは未プレイでまーなんとなく知っちゃってる程度。もちろん第1章は鑑賞済みです。

 

さてこの第2章 lost butterflyですが、中編だから溜め回かな~と思ったらそんなこともなく、むしろ第1章より何倍も面白かった、という印象でした。

戦闘シーンがすごいってのもあるんですが、士郎と桜以外のキャラ描写も丁寧で、いやーすげぇものを見た。こりゃ来年の春までまてねえ。そんな感じ。

 

第1章の記事はこちら

感想『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s feel] Ⅰ. presage flower』【ネタバレ注意】 - 黒輔処理場

 

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例のシーンについて語りたい

PG12ってここまでできんだなと思った(小学生並の感想)

今回まさかのPC(18禁)版の要素が入ってるとtwitterで見て、予定前倒しで観に行くぐらい興味を引かれたんですが、予想以上のアレでした。。。

マジでやりやがった(ダブルミーニング)。

 

内心で「え?いいの?大丈夫なのこれ????」って思いながら観てた。しかも吸血で油断させておいてからの・・・アレ・・・だったので・・・

 

あのシーン、もちろんただ何となく挿入してる(挿入してるのは士郎のアレではなく、シーン自体の話です)んじゃなくって、士郎と桜が精神の上でも肉体の上でも結ばれて、一時的に満たされるけどもそれが破滅への序曲となる、危ういところでもあって。

うーん、凄かった。

 

とにかく桜→士郎の感情がでかかったので「うわぁエロいなぁ」どころじゃなかったですね。

付き合いもセイバーや凛よりもだいぶ長いんだろうし、年月と境遇の分だけ想いの積み重ねが半端ないだろうから・・・。桜好きって人の気持ちちょっと分かった気がする。

あと、士郎の背中の筋肉がムキムキで笑ってしまったw 

 

さて問題は吸血のシーンですよ。

正直言うと、上のより「これ上映してええんか?」ってビクビクしながら観てた。

むしろこっちの方が背徳的だったまであるよ。

 

精神的に限界になって士郎に救いを求めたというよりは「魔力供給のため」言い換えれば「単純な肉欲のため」のシーンだったからなんですかね。

余計な感傷に浸らせない濡れ場の為の濡れ場とも言えばいいんでしょうか。

唾液や表情の描写がPG12の範囲を逸脱している・・・あれには思わず士郎も赤面して目逸らすよね。これR15とかじゃないとダメだろ(褒め言葉)。

 

スマホゲーの流行でFateが広い層に浸透してる中「これが本家本元のエロゲたるFate/stay nightや!」ってお出ししてくる心意気好き。

 

てか仮に中学生とかこれ見てたらどういう感想を抱くんだろう。。。

 

Fate/stay night (Heaven's Feel) (1) (カドカワコミックス・エース)

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哀れ、慎二

今回かなり丁寧に描かれてたのが慎二。

所業に関しては全く擁護出来ないけど、うーん流石に可哀想だったところもあるよねこの人。

序盤の「士郎、凛、桜で話し込んでて慎二は蚊帳の外」のところ、本当に慎二置いてけぼりで話が進むから(それを強調する演出も見事だった)ちょっぴり感情移入しちゃったよ。神谷さんの演技も迫真だった。

それまで魔術師になれない自分にコンプ持ってて、ようやくサーヴァント使役できてるぜ!って矢先にね・・・。

 

聖杯戦争以前は、曲がりなりにも慎二は士郎の友達をやってました。

でもいくら友達だからって(付き合いが深いからこそかなぁ)相手に対して思うところはある。誰にでも欠点はあるから。

もちろん、友達だからそういう部分も含めて相手を認められるものですが・・・友情が何かをキッカケにして憎悪に一転することもある。

その情が深いほど裏返って憎しみが大きくなる。頭のなかは(元)友人の事で一杯。

大体、桜を襲おうとしてるのも士郎への当て付けだったものね・・・何だこいつ・・・ 

 

この作品エロゲーのくせに主人公に巨大感情向けてる男やたら多くないですか?

 

もうランサー兄貴しか信用できませんわ。

 

 

凛、アーチャー、イリヤについて

凛とかの出番は大分削られてるらしいですね。

でも空気だったか?と言われるとそんなこともなくて、しっかり印象に残る活躍してたと思います。

 

特に自分のルートおわったくせに「実はあの時・・・」みたいなアピールして桜の地雷踏み抜く凛ちゃんさんには驚きだよ。まあ、お姉さん呼びしてデレデレだったのには観客みんな和んでましたので、良かったですけど。あそこ画面直視出来んかった・・・勿体ない・・・

 

アーチャーさんも残念ながら2章で出番終了。そういえば、退去した後、凛からアーチャーへの言及がなかった様な・・・  

信念を曲げる士郎への警告、聖杯の泥耐性、鉄心イメージの中への登場、要所要所で活躍してますが、「2人死ぬよりどっちか1人を生き残らせる」という選択を迫られた時、自分が腕を切り落とすあたりこいつ士郎ですよね・・・いやもちろん主人公生き残らせるって都合もあるんですけど。

気を失ってる凛を撫でるシーンが本当にもう。

 

さてヘブンズフィールだと結構味方してくれるイリヤ

時々こっちのイリヤを見ないとプリヤの方にイメージ侵食されちゃいますね・・・

それはそうとして、切嗣への冷たい感情が藤村先生のおかげで氷解してて、心の中で涙する他はなかった。

鉄心エンドだと「結局士郎は切嗣と同じなのね」と失望のセリフを吐くので尚更。もっとやってくれていいぞ藤村。

 

これは終盤でイリヤが助けてくれる方のエンドになるフラグでは・・・とも取れそうですけど、どうでしょう?

次回予告的には、士郎が帰ってこない方(イリヤが助けにこない方)っぽいですけど。

 

あと、中盤のゾウケン(500年生き長らえ続ける老人)vsイリヤ(幼い姿のまま成長できない人造人間)も対比構造っぽくなってて良かった。

 

 

Fate/stay night [Heaven's Feel] (7) (角川コミックス・エース)

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セイバーオルタvsバーサーカー

今作のバトルシーンは殆どがセイバーオルタvsバーサーカーって感じですけど大満足でした。

もちろんドラマパートの内容が濃いから成立してるってのもあるんですけど肝心のバトルシーンも全く手を抜いていない・・・

それどころかバケモノみたいなクオリティ。だいぶ長く尺とってるのに飽きないのが凄かった。

 

それにしてもセイバーオルタは強すぎるでしょ・・・バーサーカーももちろんいちサーヴァントととしてとても強いんですが、アレは次元が違いますね。

災害ですよ。あんなんには確実に勝てないのに、イリヤの叫びに応えて戦い続けるバーサーカーは英雄の中の英雄でした。

 

ずっと心の中でバーサーカーのほうを応援していたもの・・・

あとセイバーの本領を発揮出来るのが聖杯に使役されてようやくってのも辛いですねぇ。青のまま全力で戦う姿をいつか見てみたいものだ。

あと登場シーンが魔法少女ものの変身シーンみたいになっててかっこよかった(小並感)なお実年齢・・・

 

 

 

3章へ向けて

例のメルヘンなシーンに代表されるように、どんどん桜の黒い部分が露わになっていって、最後は完全に黒桜に覚醒してしまいましたが。

2話連続でヒロインの闇落ちで終わるアニメって何だ一体・・・

 

行くとこまで行ってしまったわけですがここからどうラストに繋げていくんですかね。あるいはどちらのルートをアニメ化するのか。

でも、「いつも斜め上を行きます」って豪語してるコンテンツだしもしかしたら混ぜたラストとか出してくるかもしれないよ(適当)

 

とりあえず3章の冒頭とかで、がらーんとした街が描写されてたら震える(2章の冒頭では冬木で平和に暮らす人々が描かれていたので・・・)

 

本当に2020年が楽しみです。2章を超えるものを出してくれると信じて気長に待ちましょう〜。

 

完全に余談ですが、道場のシーンで床に細かい傷が描かれてて驚愕しました。

そこまでやるか普通?リピートする方は是非道場の床に注目を!(笑)

www.kurosuke404.com

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