どうも黒輔です。
11月2日公開の『ヴェノム』を遅ればせながら10日土曜日に観にいけたので簡単に感想をば。
なんだかんだで月1回ぐらいは映画館行くんですけど9月『プーと大人になった僕』を観に行って以来、10月は映画行きませんでした(忙しかったしそこまで観たい映画もなかったし、口コミ情報も仕入れられなかった)。
でもまー、やっぱり映画館は良いところ。家でDVDとかで観るのとはやっぱ違いますな。
さて『ヴェノム』。
ちょいちょいツッコミたい所もありますが概ね好き!そしていい意味でキャッチコピー詐欺(笑) 『ベイマックス』の予告詐欺っぷりを思い出しました。
クライム映画的な話なのかと思ったら真っ当に地球救っちゃうし、なんとなくヴェノムに支配されて苦悩するエディが描かれるのかな?と思ったら割と仲良くしている(終盤には手懐けてるし・・・)
最凶?のコンビ エディとヴェノム
エディとヴェノム、なかなか良いコンビでしたよね。
どっちも落ちこぼれてて(ヴェノムがどう落ちこぼれなのかはよく分かりませんでしたけど)どこか狂ってる。
なんで、巷では邪悪なドラえもんだとか、人喰いウルトラマンだとか言われてますけど(確かに宇宙から来て人間と一体化して変身して地球を救うけども!) 最初の方こそエディの方が振り回されてましたけど、特殊部隊から助けてくれるし、人間関係のアドバイスもしてくれるし、なんだかんだで聞き分けもいいし、エンドロールで「あ、このコンビもっと観たかったな」って思わせてくれたんで、十分勝ちなんじゃあないですかね。
そして、元カノとその今カレの医者がめっちゃいい奴。
途中のエディの奇行は縁切られてもおかしくないレベルですけどなんとか救おうと尽力してくれるのが素晴らしすぎる。
今カレの高潔な医者っぷりを見せられると「そりゃ正義感は強いけど後先考えず暴走しがちなエディより今カレのほうができた人間だわ」ってなるからよく練られている。
元カノもなんだかんだでエディを完全に見捨てず協力してくれるのでいい人だなぁ・・・。
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アクションについて
エディの家に突入する武装部隊を蹴散らすとこが一番面白かったかも。
こう、エディの体からヴェノムの一部が伸びて、壁をつかんで伸縮することでよけるアクション(説明がへたくそ)。
どっかの麦わら被ったゴム人間みたいな戦い方してんなお前な・・・。
あそこが画的に痛快だったかなー。
「マスク!」でヴェノム態になるのもカッコイイ。
アメコミヒーロー(ヒーローなのか?)で変身?があるのは貴重っすね。
最後の戦いでは、中身の人間を露出させながら殴り合ってるのがかっこよかったんですけども、たぶんCGに手間かかるからなのかそういう演出は少なめだった記憶。
シンビオートのウネウネ感もいい感じにキモくて良き。
悪かったところ
アメコミオリジンにはありがちなんですがやっぱ前半がややタルい。
その割りに、後半の「ライオット(シンビオートの隊長)とドレイク(財団のリーダー)が宇宙ロケットを打ち上げ他のシンビオートを呼び寄せる」「ヴェノムがエディや人間界を気に入ってライオットを阻止する」あたりの展開がちょっと唐突感あったような。
ドレイクがライオットに共感するのは、前半の展開を見てれば分かるんですけど「お前らいつの間にロケット準備したん!?」ってなってしまいまして・・・
まぁ、準備の過程をじっくり描かれてもダルいので英断なのかな。ヴェノムが人間に味方するようになる過程はもう少し丁寧にやってもよかったんじゃないかな。
「エディとはなんか相性良くて居心地いいしついでに下克上したろ!」ってノリなのがなんとも。
最後の爆発がけっこう派手なんで謎にスカっとしますけど(笑)
あとカーチェイスのあたりもちと長かったかな・・・『ターミネーター3』とか『アントマン&ワスプ』でも思ったけどハリウッド映画のカーチェイスシーンは妙に長くなりがちじゃないですか?
『ベイビードライバー』や『ワイルドスピード』みたいにカーアクションメインならまぁわかるんですけどねー。
ライミ版スパイダーマン3にもヴェノムが出てましたけどどんな描かれ方だったかさっぱり覚えてないので今度借りてこよう。
よくいまいち出た意味が・・・とか言われますよね。
今回の単独映画はヴェノムファンにとっては待望の映画化だったのではないでしょうか。興行収入的にも続編が期待できそうですし、楽しみです。
追悼 スタン・リー
— stan lee (@TheRealStanLee) 2018年11月12日
さてマーベル映画ファンとしてはこのニュースに触れておかねばなりますまい。
12日朝(米西海岸時間)、数々のマーベル・ヒーローを創作し、近年のほぼ全てのマーベル映画にカメオ出演してきたスタン・リー氏が、95歳で逝去されました。
『笑点』で有名な落語家の桂歌丸師匠が亡くなったときも思ったのですが、「この人はいつまでも生きているなぁ」って方ほど急に亡くなってしまうものなんですね・・・。
特にスタン・リーはPS4スパイダーマンのアフレコや今回の『ヴェノム』でも元気な姿を拝見できたのに・・・。
カメオの撮影は数作品分済んでいるそうなので、『キャプテン・マーベル』『アベンジャーズ4』かもしくは『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』あたりまではスタン・リーの姿を拝めるのでしょうか。
スタン・リーのおかげで僕らはコミックや映画を楽しめているし、彼の作品は間接的に日本の特撮にも影響を与えています。スタンへの感謝を忘れないようにしましょう。