どうも、黒輔です。
僕は特撮と共に育ってきた男なので、1発目の記事も特撮のことついて書くべきなのかもしれませんが・・・
今回は時事的な映画ネタです
去る4月27日に公開された映画『アベンジャーズ/インフィニティウォー』
マーベルファンの方々は既に1回と言わず、2回3回と見に行った方も少なくないのでは?普段は1回しか映画を見ない僕でも、既に字幕と吹き替えで1回ずつの合計2回見に行ってしまいました。
https://twitter.com/KuRoSuKe303/status/989829894979837952
ルッソ兄弟監督『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が史上最短の11日で世界興収10億ドルを突破!『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の12日という記録を破り、歴代34本目、ディズニー作品としては17本目となる大台到達となった https://t.co/bowUr8DSfB #HIHOnews
— 映画秘宝 (@eigahiho) 2018年5月6日
一方で、それほどマーベル映画について知らない方で、『インフィニティ・ウォー』について気になりつつも「今までの映画を見てないと今回の映画を見ても分からないのでは?」「予習するにしてもどの映画を見れば良いのかわからない」・・・といった理由で、二の足を踏んでいる方も多いのでは?
縦だけでなく横にも広がる世界観が魅力的なマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ですが、映画の本数が増えすぎて、新規参入しづらくなってしまったという致命的な欠点があります。
綿密な世界観はマニア心をくすぐりますが、一方でライト層の敬遠・離脱を招きかねません。ですが大丈夫、見たことないけど気になってる!って方は、とりあえず要所だけ抑えてみるのはいかがでしょうか?
そもそもMCUとは?
アメリカンコミックのマーベル・コミックのヒーローを同じ世界観の元にそれぞれ実写映画化し、数年ごとにヒーローたちが集合して共闘する映画を作っていくプロジェクト。
たとえば、2008年〜2011年に『アイアンマン』『アイアンマン2』『インクレディブル・ハルク』『マイティ・ソー』『キャプテン・アメリカ/ファースト・アベンジャー』という個々の映画を公開。
そして2012年に彼らが共闘する『アベンジャーズ』という映画を公開するわけです。
同じ世界観のもとのキャラである、という設定はコミックから引き継がれており、また映画の中でも『アベンジャーズ』につながる伏線が散りばめられているわけです。
(たまに「適当に金儲けのために安直なコラボをさせてる」と批判されますが違うんすよ・・・
今回の映画のあらすじ
最強の宇宙ゴリラ・サノスは自らの野望のために6つのインフィニティ・ストーンを集める為動き始める。
一方、地球を守るためのチーム・アベンジャーズは分裂状態。ノリで銀河を救うガーディアンズ・オブ・ギャラクシーもサノスの行動を察知する。
アベンジャーズとガーディアンズはサノスの野望を阻止できるのか?
必要な要素は
今回の映画は2008年から続くMCUの集大成です。いきなり今回の映画から観ても、過去作を遡るのもアリですし、戦闘シーンや登場キャラの葛藤などもある程度楽しめるでしょう。しかし、ノンストップで映画は進むのではやり初見だと厳しいかも・・・
インフィニティウォーを見るには以下のことについて軽く触れておくと良いでしょう。
- 登場キャラ
- インフィニティストーンとは?
- アベンジャーズ結成と分裂の経緯
さて、この3つの要素をある程度網羅しようとすると、3〜5本の映画に絞り込めます。
取り敢えず3本
アベンジャーズ (2012)
インフィニティウォー登場キャラ
アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、ソー、ブラック・ウィドウ、ホークアイ(セリフで語られるのみ、直接登場はなし)、ロキ、サノス
「日本よ、これが映画だ。」という強気なキャッチコピーを聞いたことのある人もいるのでは?映画の興行収入も含めて当時たいへんな話題となりました。
アベンジャーズ結成の経緯が描かれ、インフィニティストーンのひとつスペースストーンとマインドストーンが登場。
ガーディアンズ・オズ・ギャラクシー (2014)
インフィニティウォー登場キャラ
スター・ロード、ガモーラ、ロケット、グルート、ドラックス、ネビュラ、コレクター、サノス
遠い宇宙のかなたを舞台に、ガーディアンズの出会いと結成が描かれます。全体的に70~80年代音楽をふんだんに使った明るいノリであまり映画を見ない人でも楽しめる事間違いなしです!続編の『リミックス』もかならず観たくなりますよ。
パワーストーンが登場。
シビル・ウォー (2016)
インフィニティウォー登場キャラ
アイアンマン、キャプテンアメリカ、ブラック・ウィドウ、ホークアイ(セリフで語られるのみ)、ウォーマシン、ファルコン、ヴィジョン、スカーレット・ウィッチ、スパイダーマン、ブラックパンサー、ウィンター・ソルジャー
ヒーローたちの活動を制限する協定の是非を巡って、アベンジャーズは激しく対立。そして、異なった正義についての価値観をもつアイアンマンとキャプテン・アメリカの袂を別つ決定的な出来事が・・・。
もう2本
時間のある人は以下の映画を見ておくといいかもしれません。
アベンジャーズ / エイジ・オブ・ウルトロン (2015)
インフィニティウォー登場キャラ
アイアンマン、キャプテンアメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイ(セリフで語られるのみ)、スカーレット・ウィッチ、ヴィジョン、サノス
インフィニティウォーに繋がる箇所は少ないですが、スポットがあたるヴィジョンとスカーレット・ウィッチの初登場であるのと、シビルウォーでの対立に繋がるアイアンマンとキャプテンの考え方の違いなんかが描かれている点について、時間があったらお勧めしたい一本。マインドストーンも再び登場。
マイティ・ソー / バトルロイヤル (2017)
インフィニティウォー登場キャラ
ソー、ハルク、ロキ、ヘイムダル、ドクター・ストレンジ
シビルウォーには登場しないソーとハルクのダブル主役映画。タイムストーンを持つドクター・ストレンジも顔見せするのでどんな奴か分かると思います。ノリの良いギャグとカッコ良すぎる覚醒ソーさんが魅力なので、個人的にイチオシの映画。
以上の5本を見ていれば、インフィニティウォーになんとなくでもついていけると思います。5本映画を観る、というのはなかなかハードルが高いかもしれませんが、どれも観て後悔はしないはずです!
おまけ
上記の映画を観た後は、気に入ったキャラの単独作を見てみましょう。細かくちりばめられた伏線を見つけられるとちょっとテンション上がります。
<『アベンジャーズ』より前>
『アイアンマン』→アイアンマン初登場
『インクレディブル・ハルク』→ハルク初登場(大人の事情でハルク=ブルース・バナーのキャストが違います)
『アイアンマン2』→ブラック・ウィドウ、ウォーマシン初登場
『キャプテン・アメリカ/ファーストアベンジャー』→キャプテン初登場
<『アベンジャーズ』後>
『アイアンマン3』→『エイジ・オブ・ウルトロン』でのアイアンマンの行動につながる出来事
『ソー/ダークワールド』→リアリティストーンが登場
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』→ウィンター・ソルジャー、ファルコン初登場。ハイレベルで息をのむアクションと政治的スリラーを取り入れた脚本により、MCU最高傑作との呼び声も高い超名作。シビルウォーとの関連度高。マジでオススメ。
<『エイジ・オブ・ウルトロン』後>
『アントマン』→アントマン初登場(インフィニティウォーには未登場だが、シビルウォーでキャプテン側に参加)。2018年夏に2作目が公開予定。
<『シビルウォー』後>
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』→マンティス初登場。
『ドクター・ストレンジ』→ストレンジ初登場。
『スパイダーマン:ホームカミング』→シビルウォーで顔見せしたスパイダーマンのその後の奮闘を描く。
『ブラックパンサー』→シビルウォーで顔見せしたブラックパンサーに訪れる、若き国王としての試練を描く。
まとめ
ここまで長々と書いてしまいました。タイトルには大層なこと書いていますが、僕の意見がすべてではありません。むしろ、僕が書いたものより良い予習ルートがあるかもしれないし、僕の文章ではMCUの魅力をこれっぽっちも伝えられていないかもしれません。が、どなたかの参考になれば幸いです。(もし質問がありましたらTwitterまでお寄せください)
そして、2019年春公開予定の『アベンジャーズ第4弾』を、MCUという映画史に残る一大プロジェクトの一区切りを、共に目撃しようではありませんか。
黒輔