どうも、黒輔です。
現在放送中『仮面ライダージオウ』も早いもので30話までが放送終了。
年明けの17話から場を引っ掻き回した白ウォズも退場し、新たな局面を迎えていくものと思われます。
公式では第28話までを「未来編」としています。サブタイトルの付け方が変わるのが30話から、白ウォズの登場は30話まで。
ん~どこで区切ればよいものか・・・と思いましたが、ここは東映公式に従って28話までを第2部・未来編といたしましょう。
それではアナザージオウ編・25話~28話のプレイバックです。
前編・第17話~第24話はこちら↓
【感想】『仮面ライダージオウ』第2部プレイバック!【前編・第17話~第24話】 - 黒輔処理場
アナザージオウ・ゲイツリバイブ登場編/第25・26・27・28話
アナザージオウ・加古川飛流
半年の歴史が積み重なったジオウ、なんと「アナザージオウ」が登場。
もっと終盤で出すようなカードではないかと思ったのですが、ここで出してくるとは!
出し惜しみのないジオウの展開には感服します。
「なんでアナザージオウが出たのにジオウが消えないんだろう?」という疑問は当然湧きますが、あんまり深く考えない方が良さそうです(一応、現在進行形のライダーなので、という回答がなされていますが)
カラーリングは不気味な白ということで、ジオウの反転であることが分かりやすい。予知能力のぶつかり合いバトルも見ごたえがあってよかったです。
ただ、、、加古川くんの動機を冷静に見ると只の八つ当たりにしか見えないのが・・・
やり場のない彼の気持ちを考えると可哀想ではあるのですが・・・このタイミングで襲ってくる理屈としては弱いかなと。
ただこの加古川くん、再び登場しそうなので、何をやらかしてくれるのか楽しみにしたいと思います。
ゲイツリバイブ登場!
さて最近黒星の多かったゲイツ君、ようやくパワーアップ!
砂時計とは命を削る象徴なので色々と不安。鼻からだけじゃなくて、目とかからも血が出ているし・・・ ジオウⅡは身体へのデメリットがないので、ちょっと不公平ですよね。
ゲイツリバイブは「救世主」なので、自らを犠牲にしなくてはいけないという事なのでしょうか。
ゲイツリバイブは2フォームをうまく使い分けていてカッコいい。瞬時に剛烈にチェンジしてアナザージオウの攻撃を防ぐシーンにはシビれました。
また、未来予知に対抗するのはシンプルに相手の動きのスピードを上回ればよい。最高っす!
それにしてもジオウⅡも先月でたばかりなのにゲイツリバイブに圧倒され、30話ではジオウトリニティが出てくるわけですからね。商品ペース早すぎて頭おいつかねぇわ。
もっとゲイツリバイブの活躍が見たい!でもゲイツリバイブに変身したらゲイツが死んでしまう・・・。
こういう命を削る要素は好物だったのですが、最近はもうアレですね、胸が痛い。
そんなゲイツを動かした最大の要因が「ツクヨミを事故に巻き込んでしまった」という自責の念なのが彼らしい。キャラが立ってるな。
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すべてのはじまり
さて「ツクヨミがやらかした!?」みたいな描写をされたバス事故でしたが、流石にミスリードでした。
銃を撃つ腕の角度が、座席の子供を打つ角度じゃないもんね。
さてこの事故にはまずスウォルツが絡んでいました。
スウォルツお前・・・「いちご狩りツアー」ウキウキで企画してたんか・・・?
ちらしのデザイナー雇って「お前の意見は求めん」とか「なる早でいい感じで」とか言ってたんか!
普通に考えて、スウォルツが何かしらの形で介入したんでしょうけども。なんでわざわざバスツアーを・・・ 密室という状況を作りたかったから?
結局ソウゴのコエカタマリンみたいに「アブナイ」と声が文字になって出てくる能力が「王の資質」らしいんですが。
ジオウの顔や武器には文字が描いてありますが「文字を操る→文字を掌握すれば政治・経済・歴史を掌握できる→王の資質がある」ということ?
歴史上にも、王や皇帝が文字を作ったり、歴史書を作らせたり・・・という例は存在します。
文字については、中国の始皇帝による漢字書体の統一、世宗大王が作らせたハングルが有名ですね。
なので、仮にそういうアプローチだとしたらちょっと嬉しい。当たるかなこの予想。たぶん白倉Pここまで考えてないな。
ただ一応あった過去の出来事の説明でもしょーじき「そもそもなんでソウゴに王の資質があったの?」ってのは良く分かりません。軽く流されそうな気がするけどなー。
30話で消えた白ウォズ曰く「スウォルツ氏には気をつけろ」とのことなので、今後の展開を待つしかないですね。
そしてちょろっと出てきたディケイド・士。
彼はジオウの中における「クウガ~ビルドまでの歴史」とは別の世界線から干渉してきている雰囲気です。
とりあえず、『ディケイド』放送当時の、9つの世界を巡っていた士ではなさそうですね。「とりあえず右、次左」ってバスの運転の事だったんだね
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おじさんの後悔、はじめての叱責
東映公式でも指摘されてる通りソウゴって器がデカすぎるというか、達観しすぎててちょっと怖い、人間味がないところがありますよね。
そんな我々の心配は、誰よりもソウゴを見守ってきた順一郎おじさんももちろん感じていました。
せっかくできた友達がいなくなってもどこ吹く風という態度を見せているソウゴに、親代わりとして正面からぶつかっていくおじさんの姿はこのエピソードである意味一番のヒーローだったのではないでしょうか。
叱るのってすごくエネルギーのいる行為だと思うんですよね。相手の気分を害するかもしれないんだから、言い方を考えないといけないし、指摘するよりこっちが我慢するなり無視するなり、もしくはカバーするなりしたほうが楽なんです。(まぁ、容赦なくズバズバ言える人もいますが・・・)
そこを敢えて「叱る」のはそれだけの理由がある。
それに、「王様になるなんてバカなこと言うのをやめろ」とも言わず、「そんなんで王様になれるか」とも言わず、「人の気持ちが分からない王様になっちゃうぞ」ですからね。ソウゴの気持ちを最大限尊重している。
おじさんの愛ある叱り、ジオウで初めて涙しました。
心を動かされた人も多いのでは。
オレたちのゴール2019
さてジオウⅡ、アナザージオウ&アナザーライダーズ、ゲイツリバイブの戦いは「一種の最終回」「一つの到達点」らしく、とても見応えがありました。
特にアーマータイム(フォームチェンジ)のラッシュは劇場版っぽくて、レアですからね。
もうみんな分かっていると思うので、多くは語りませんが・・・
お互いボロボロになっても会いに行くあたりお前らお互い友情を感じてるんだよー!
そしてソウゴもゲイツもはっきりと「友達」と口にしてくれました。
ここでジオウとゲイツの再合流を描いた後、次のブレイド編で「ジオウトリニティ」の誕生へと繋げるわけですので、やり方が丁寧ですよね。
白倉Pの手法
今回改めて思ったんですが、白倉Pってたぶん「描きたい話・画のために設定を作る」寄りの人ですよね。
龍騎なんかだとそれが顕著で「絶対的な正義がある」という神話を破壊するために「13人のライダーを出した」ってのは有名な話だし、555なんかもどちらかというと物語性ベースで作ってるっぽい。
なので時には設定が良く分からくなったり、「スーパーヒーロー大戦」みたいな勢いしかない(それすらあるか怪しくなってくる)映画ができたりするんですけど(笑)
28話がひとつの最終回と自ら書いてるとおり、ソウゴとゲイツの関係性も逆算して作っていったんでしょう。
ちなみにFateシリーズの奈須きのこ氏も「設定・世界観を先に作るタイプ」と見せかけて実は話のために設定を作るタイプでして、故によく設定が覆ったり、「それでええんか・・・」という新設定が出てきたりします。
ブレイド編/第29話・第30話に続く
白ウォズ編の終わりでもあり新章の始まりでもあるブレイド編。
ここまで長くなったので、ブレイド編は独立した記事で書いてみようと思います。
色々と思うところもなくはないのでね。記憶が新しいので、いろいろと切り込んで書けるかと思います。
それでは!
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