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感想『仮面ライダージオウ』:最終章プレイバック!

どうも、黒輔です。

 

しばらくお休みしていた『ジオウ』感想シリーズ。申し訳ない。アナザージオウⅡ編、アクア&エターナル編、最終章、ぐらいの区切りで記事を書きたかったのですが、あれよあれよという間に時間が過ぎてしまいました。最終回当日となってしまいましたが・・・軽く振り返って行こうと思います。

 

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先に言っておくと、レジェンド編が終わった後の『ジオウ』、全体的にう~~~んイマイチ。(まあ、レジェンド編の頃も結構「???」なところもありましたが)シーン単位カット単位では好きなところもあるんですけどね。お話の流れとか、設定の開示とか、キャラクターの退場とか、悪い意味で「え?マジで・・・?」ってなるところが結構あったなぁと言わざるを得ないように思います。平成ライダーシリーズは長年連れ添った友なので、あんまり悪口言いたくないしなるべく良い所を見出したい思いは十分にあるのですが・・・ちょっと冷めた目で見ちゃってます。

 

それではちょっと控えめな『ジオウ』プレイバックをどうぞ。

 

アナザージオウⅡ編 第41・42・43話

まず加古川飛流くんって結局なんだったのだろう。ソウゴに対する逆恨みを募らせ、スウォルツに祭り上げられた挙句、「お前もういらんわw」と使い捨てされる。客観的に見たらただただ哀れだし、惨めな末路に終わるだけのキャラじゃないかこれじゃあ。悲しいといえば悲しいんだけど、感情移入できるタイプではなく、対岸の火事を眺めている感じというか。だって動機が只の逆恨みなんだもの・・・。それに、何か過去の事故に隠された重大な事実が分かるわけでもないし、直接ソウゴに影響を与えていたわけでもなかったと思うし・・・ 何だっただろうこの人感が凄い。

 

そのスウォルツ氏の目的もまあ小物だなあと(笑)まあ、小物感のある敵キャラ自体は嫌いではないのですが、こいつがボスかあという感じ。あくまで他者の為に王になりたいソウゴと、自分の自尊心の為に王になりたいスウォルツではいい対比になってるかもしれませんね。それにしても、ツクヨミとスウォルツの関係とか、その周りも結構唐突に感じました・・・

 

いいところも書いておこう。レジェンド編が終わった直後で番組初期の状況を再演するのは面白かったと思う。逆にソウゴとその周辺人物が築いてきた関係に思いを馳せられるので。無言で小突き合うゲイツとウォズのシーンはとてもほっこりしました。あそこはジオウ全体を通しても好きなシーン上位に入ると思いますね。そしてジオウ・ゲイツ・ウォズそしてディケイドの変身シーンもなんだかんだで燃える。しかし、ジオウ勢の変身エフェクトに比べるとディケイドですらシンプルに思えますね。ディケイド当時は結構派手だなーと思ったものなのですが・・・

 

 

アクア・エターナル編 第44・45・46話

まさかの出演となった湊ミハルと大道克己。これには驚いた。エターナルは後にVシネも出たとはいえ、劇場版ゲストライダーを拾ってくれるとは。アクアを演じた荒井敦史さんは当時のパンフで「いつかまたライダーに出たい」と仰っていたと思うのですが、本当にカムバックできて良かったなぁ~と思ってましたよ、46話の最後まではね・・・

 

なぜアクアを絶命させてしまったのか・・・流石にこれはないでしょう。悪い意味でインパクトが残ってしまったよ。しかも唐突過ぎるし、ただ返り討ちに遭っただけだし、これじゃああんまりですよね。もう少し何かあればまだ納得できたのかもしれませんが。海を背景に変身するカットとかカッコよかったので残念。救済とか、またいつかきちんと活躍するアクアが見てみたいですが、『ジオウ』みたいな企画じゃない限り登場の機会もないだろうし、こんな終わり方は惜しいですよ。

 

そして仮面ライダーエターナル。エターナルも演じる松岡充さんもかっこよくて好き。「未来も過去になるんだ」というセリフや風に関する言及、風車を背景に変身するところだったり、結構リスペクトされてましたね。ジオウ・Wアーマーとの戦いも気が利いて良い・・・BGMも流れてくれたので結構テンション上がりました。「これで仲間のもとへ行ける」というセリフは、そんなこと言う人だったかな・・・と思わなくもないですが、元々は優しい性格だったことを考えるとそんなにおかしくないのかも知れません。『運命のガイアメモリ』ではかなり極悪非道になってましたが、倒され本来の心が多少は戻ったと。そう思いたい・・・

 

ジオウトリニティと白ウォズの久々の登場も面白かったですね。もう流石にお役御免かな・・・と思っていたのですがこんな形で出番が与えられるとは。トリニティのデザインは正直あんまり好きじゃないですが(笑)、「ソウゴとゲイツ・ウォズで新しい未来を作りたい。もといた時間に帰らずとも、ソウゴは最悪の魔王にはならない」という問題へのアンサーをきちんとギミック面に絡めているのもよかったと思います。

 

ウールとオーラもなんかよくわかんないまま雑な感じで退場してしまった・・・

 

第47話 / 第48話

ジオウのディケイド編なのか、ディケイドのジオウ編なのか・・・とくに第47話は主役交代レベルに士が目立ってました。ディケイドウォッチとディケイドが共存できるのは「力の半分」だったから・・・ってそんなことできんのかよ!?と思うけど、士だから、まあ、できるんだろうな・・・ディケイドウォッチにさらにウォッチを挿せるようになってるのもそれが理由かなーとか、1人で勝手に納得してました。力が半分になってる分、空きスペースがあるみたいな(謎)士のヒーローらしい言動もようやく見られて良きですが、もうすこしディケイドのカッコイイ戦闘も見たいかな。アナザーディケイドには押されているだけなので・・・ 世界がそれぞれ20あったり、それを仮面ライダーがつかさどっていたりと、こちらも『ディケイド』で聞いたような話です。

 

世界を仮面ライダーが司っているという前提があるので、逆にツクヨミの世界に仮面ライダーを誕生させるというのは面白い。最初のソウゴがツクヨミにブランクウォッチを渡したときは、「もしかしてこれがゲイツウォッチに?」なんて思いましたがまあ考えたらそうはならんよな。ゲイツのウォッチの出所とかは未だによく分からないですが。しかし、ツクヨミ変身の前情報はなかったのでとても驚きました。平成ライダーを総括するジオウなら女性ライダーも・・・と思いつつ、流石に登場せずに終わるだろうなと思ってました。カラーリングもファムに近くて、かつ月を取り入れたデザインで良いですねー。

 

オーマジオウも終盤まで全く格落ちしないですよね。声が小山力也さんなのもあり、相変わらずカッコイイです。ただこの人と、映画のクォーツァーの関係とかいろいろ教えて欲しいところなので、せめて何かで補完していただきたい。頼むわ。

 

問題なのはチェイス / 魔進チェイサー。かつて彼の言動には時に笑いときに涙した、チェイス好きな僕ですが、今回の登場には少し首を傾げる。話の流れから浮いていたように思うし、「お前も友だ」と言われてもな・・・。ただでさえ場面転換が激しく忙しかったのに、ここにチェイスの話をぶっこむ必要は果たしてあったのだろうか・・・。映画とテレビですれ違う剛とチェイスは切ないけどさ。

 

ジオウ最終回はどうなる?

さて!なんやかんやいいつつも最終回まであと少し。物心すらつかぬクウガの頃から殆ど中断することなく約20年も追ってしまった。我ながら呆れるけどここまできたら最後まで付き合うしかないよな。平成ライダーが平成の彼氏面してるんだし僕らファンが平成ライダーの彼氏面してもいいはずです(?)とはいえ、白倉氏のアレは普通に問題発言だし、ちゃんと怒ってくれる人も必要だと思うのよ

 

仮面ライダージオウ』どう着地するのか・・・色んな意味で楽しみにしてます。

 

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