お久しぶりです、黒輔です。
最近、学業での山場を越えて、糸の切れたマリオネットのようになっていたのですが、ぼちぼち日常生活に戻りたいと思ってます。ブログのほうも少しずつ更新していくのでよろしくお願いしますね。
さて昨年書きそびれていた『令ジェネ』の感想記事、放置も気持ち悪いのでいまさらですがアップします。良いところもあったのですが、大筋では、世間に反して、いまいち乗り切れませんでした。短くさくっとですが書いていこうと思います。
※※※ここからはネタバレ注意※※※
映画情報
題名 仮面ライダー 令和・ザ・ファーストジェネレーション
監督 杉原輝昭
脚本 高橋悠也
原作 石ノ森章太郎
出演 高橋文哉、奥野壮、岡田龍太郎、鶴嶋乃愛、井桁弘恵、押田岳、大幡しえり、渡邊圭祐、中川大輔、砂川脩弥、成田愛純、佐伯新、山本耕史、和田聰宏、生駒里奈、児嶋一哉(アンジャッシュ)、西岡徳馬ほか
アクションとビジュアルは良いんです
まず目を引くのが、ゼロワン組の「いつもと違う衣装」だと思います。或人とイズはいつもどおりですが、不破・刃・滅・迅はタイムジャッカーの改変によりTVと違う衣装を着ています。これが劇場版ならではで、平成1期夏映画を思い出すいいアレンジでした。特に髪形を変えてポニテになってる刃さんとスーツに刀剣スタイルの滅がお気に入り。あれ、めちゃくちゃいいですよね・・・。ライダーに変身しなくていいんじゃね?ってぐらい。特に滅の見た目に関しては人間態のほうが元々好きなので・・・。
ほとんどいつもどおりだったジオウ組でしたが、序盤は制服姿でした。キャストのみんな若いだけあって似合いますよね。ゲイツ役の押田くんはわしと同じ22歳なんですが、自分じゃあ制服なんてとても・・・orz
ビジュアルの話をすれば、限定ライダーの仮面ライダー1型と仮面ライダー001はかっこよかった。まずデザインが1号とゼロワンがメカメカしくアレンジされてて良いですし、「プロトタイプ」「普段と違うベルトで変身」というシチュエーション燃えも付加されているので・・・!1型については、残像が延びることで赤いマフラーのようになるのも良い演出でした。高岩さんが入ってるのでスーツアクター新旧対決になってんのもアツい。
アクション面ですが、銃器をクローズアップするのはライダー映画には珍しく新鮮でした。廃墟の戦いも高低差を生かしてて見ごたえありましたし、ジオウ組はどこか余裕が感じられて良かったですね。ゲイツリバイブぐらいは出してほしかったですが、ジオウⅡとトリニティとグランド出しただけ御の字なのかな。ゼロワン側の強化形態が出なかったのはちょっと意外かも。ビルドは確かスパークリングとか出てたような。
なぜストーリー面に入り込めなかったか
正直、私が致命的な何かを見落としていたか、もしくは理解力が決定的に足りていないのかもしれません。しかし、この映画のメインストーリーとなったゼロワン世界の過去については、殆どと言っていいほど楽しむことができませんでした。
まず、TV本編からすでに曖昧になっているタイムジャッカーによる過去改変のおかげで、どこからが正史でどこからが偽史なのか良くわからなかった・・・。なので、過去編に配置されている様々な要素(其雄の思いとか)や、「念願の」衛星打ち上げシーンにも「でもこれって偽史なんじゃないの?」という疑問が頭を常にちらついてしまって、あまり感動できなかったんですよね。是之助が結構ブラックなのも信頼感を落とした一因かもしれません。
一番しんどかったのは株主総会の場面かな・・・こう、画がショボいし展開がこっけいに感じたんだけど不通の株主総会ってああいうもんなのかな・・・。「仮面ライダーに原点も頂点もない!」のセリフも、観たときは「ゑ?」って思ってしまってついていけなかったりとか。今は真意がわかるからいいけど。
そんなこんなで、クライマックスとして用意されていた或人と其雄の対決にもあまり感情移入できずに終わってしまった・・・という感じです。あれ、ここまで仮面ライダーを冷めた目で見る自分がいたっけ?ってぐらいでした。父親を超えていくってのは仮面ライダーにもよくあるし、平成と令和の世代交代というコンテクストも乗っかってくるから本当はアツイんだけどねー。最後にジオウとゼロワンが殴りあうのも「ゑ?」だったし。今は他の方の考察を読んで理解してるけどね。うーん。
今後のゼロワンはどうなるのか
「フォースライザーは人間でも使えるのか」「不破と刃の会話」「サウザーの登場」など、気になる点も残していった令ジェネ。いま少しゼロワンの評判に陰りが見えていますが、個人的に天津亥はそんなに嫌いではなくて(笑)本編についても語る場を設けたいですね。ついったーではちょこちょこ呟いてるのでぜひフォローしていただけたら!
短いですが今回はここまでです~。また次回っ!